『榛名山・日光紅葉ライド』1日目 高崎～高山村編

いつも通り始発電車に乗り込み、高崎へ。

それにしても眠い。それもそのはず、慣れないバイクパッキングで準備に手間取ってしまったため、寝る時間が遅くなってしまったのである。

バイクパッキングの準備はこちらからどうぞ。
うとうとしながら高崎のホームに降り立ち思ったことは、寒い。
千葉と比べて標高が高いわけだし、山に囲まれているからなのか、ぐっと季節が進んでいる気がする。

持ってきていたフリースを着込み、輪行を解除。

この日のルート予定はこんな感じ。


榛名山を駆け上がり、水上を通って一ノ倉沢の紅葉も見られたらなあ、という欲張りコース。寝不足だけど行けるかなあ。まあ頑張りましょう。

さて、それでは榛名山に向けてヒルクライムスタート！

榛名山は結構きつい斜度だと聞かされていたけれど、その噂通りの10％を超えてくるような坂が続く。今回はバイクパッキングでテントやシュラフなんかも持ってきたので、結構重い。もちろんキャリア＋パニアよりかは軽いんだけど、想像していたよりは軽くはないかな、という感想。

それと、ダンシングをすると結構自転車ごと振られる。いつも10Lくらいのサドルバッグを使っていたし、それでどのくらい振られるかも分かっていたつもりだけど、テントやらなんやら重いものを詰め込むと想像していた以上に持っていかれるような感覚がある。この辺りは、軽量化や荷重分散でどうにかしたいなというところ。

いつも使っているサドルバッグはrawlow mountain worksのBike'n Hike Bag（写真は白馬ツーリングより）

結構斜度があるんだけど、つづらを折ると紅葉した山が見えてくるのでそれが見たくて勝手にペダルが回っていってしまう。

ただ、あんまりGRがこういう景色が向いてないみたい。目で見たよりもくすんだ色になってしまったし、単焦点ということで風景の切り取り方が難しい。まあ、まだ僕がこのカメラと仲良くなれていないというのが大きな原因かもしれない。

さ、そんなこんなで頂上に到着！

うん、もっと綺麗だったんだけどな。精進が足りないなあ。それは撮っている時点でわかっていたので、さっさと出発。

これはまだ、ましな方かしら。

そのまま下って吾妻川の方へ。ちょうどお腹も減ったいたので、おいしそうなラーメン屋さんにイン。

注文したのは上州味噌ラーメン。

疲れた体にラーメンのうまさが染み渡る。ああ生き返る。おいしゅうございました。



腹ごしらえも済んだところで、再スタート。さあこっから一ノ倉沢目指してエンジン上げてくぞ！と思っていたのだけれど、体がだるく重たい。思ったようにスピードに乗れない。明らかに睡眠時間4時間の影響が如実に表れてきている。

それに追い打ちをかけるように雨が降ってきた。最初はそんなに強くなかったし、空が明るかったから通り雨だと思っていたら、どんどん空が暗くなり、しまいには土砂降りに。しばらく走っていると、道の駅が見えて来た。渡りに船とはまさにこのこと。雨宿りにそのまま道の駅へ。

天気予報を見てみると、この辺り一帯に雷注意報が出ているらしい。小一時間で晴れるらしいのでそのまま雨宿りをすることに。

晴れ間が見えて来たので再スタート。しかし休憩しても体は重たいまんま。しかも行きたい方向の空はまだどんよりとしたまま。加えて今時刻は3時。ここから一ノ倉沢は25㎞ほど。今の体ではきっと日没までには着くことが出来ない。そう、それでは紅葉は見られないのである。

ということまで考え、そのままUターンして道の駅へ。だってこの道の駅温泉ついてるんだもん。しかも邪魔にならずにテント張れそうな場所もあるし。まあ端的にいうと根っこが生えた、ということ。

時間つぶしにもみじを撮るなど。

やっぱり向こうの雲は重たそう。

さて、今日は早めに寝たいので、まだ少し早いんだけど晩御飯を食べに行くことに。というのも道の駅のレストランはランチだけらしい。ついでにコンビニでカイロも買ってこよう。

しかし、最初に着いたご飯屋さんには

「本日は貸し切りです」

の文字が。仕方ない、他のところに行こう。と次に近い場所に行くと

「　本　日　は　貸　し　切　り　で　す　。　」

の文字が。なんでだよー！！！なんでこんなに貸し切りなんだよ。怒っていても仕方がないので次に近いところへ。が、しかし。

見つからねえぞ。

近くを三往復ぐらいしたけど看板の一つも見当たらないのできっと営業してないんだろうな、と考え次に近いところへ（もはや全然近くない）。これでだめならコンビニ飯にしようと決めそこへ向かう。

何とかたどり着くと、営業中の文字が。あーほっとした。ちなみにすぐ隣にもう一軒あったのだけれど、そっちは本日の営業は終了しましたという看板が立っていた。

注文したのは焼肉丼。そば・うどんのお店だったけど、がっつり食べたい気分だったし。

うまい。うまいんだけど、独特の甘みがある。何で味付けしたんだろう。あんまり食べたことのない味。

さて、腹ごしらえも済んだところで道の駅に戻って温泉！温泉！
道の駅の隣の温泉施設に入ると、レストランの文字が。ん？レストラン？！

実は道の駅内にあるレストランはランチだけだけど、併設されている温泉施設にあるレストランは夜も営業しているらしい。あれだけ走り回った僕の努力、かえして？

やや傷心気味で温泉に入り、暖まったところでテントに戻ってカイロをぶち込んだシュラフでぬくぬく。疲れと寝不足ですぐに寝てしまった。

追伸：GRで星を撮ってみました。

意外と撮れるけど、まだまだ勉強しないとダメそうだな。

実際走ったルート

走行距離77㎞　獲得標高1705m

続く。