『AVID BB7 SLの話と、油圧→機械式にした話』

「やってみないと分からない」
そういうことは結構多いと思います。
それは自転車でも同じだったり。
 
少し前に、ALL-CITY Cosmic Stallionのブレーキを油圧から機械式にしました。

一般的にはダウングレードにしたということになると思いますが、個人的にはメリットが上回ると思って踏み切りました。

結果としては上々。
1000㎞ほど走りましたが、今は油圧に戻すつもりはありません。

というわけで、機械式にするにあたって導入したAVID BB7 SLについてのレビューと感想を書きつつ、油圧と機械式ブレーキについての個人的な感想もちょっと書いていこうと思います。

SPYREを久々に引っ張り出していろいろ使ってみて、感想が変わったので2022年10月に追記しました。端的に言うとBB7の方が好みです。





〇BB7について



まずはBB7について。
比較対象は、今まで自分が使ったことのある両引き機械式のTRP SPYREとハイブリット式のTRP HY/RD、それから、shimanoの油圧ブレーキであるST-RX400,BR-RS785の組み合わせ。

今まで使ったことがあるとは言っても、SPYREとHY/RDはSUTRAという別の自転車につけている(いた)ので、レバーも違ければ、ローターもローター径もパッドも違うので単純に比較はできません。

しかも「この坂で下ってみた」といった同一条件で比べたものでもありません。
もっと言えば、SPYREに関しては最後に使ってから2年近く経っているので記憶も結構曖昧になってます。

そういうわけなので、厳密な比較ではなく個人的な印象が中心となります。
悪しからず。


・基本情報


今回僕が買ったのは、幾つか種類のあるBB7シリーズの中で、「Avid BB7 SL」というモデルです。


中古で買いました。
BB7にはBB7、BB7-S、BB7 SLの3グレードがあり、それぞれ素材や重さが違うみたいです。今回僕が買ったBB7 SLはボルトやハードウエア(ボディのこと?)がチタンになっていたりと軽量化されているみたいです。


・機構について


・ST-RX400,BR-RS785:油圧

・HY/RD:ハイブリッド(紐引き、キャリパー部にリザーバ)

・SPYRE:機械式(対抗ピストン)

・BB7:機械式(シングルピストン)


・ST-RX400,BR-RS785

ST-RX400,BR-RS785(以下785)に関しては、まあいうことは無いでしょう。
GRX400グレードのSTIで、785はポストマウント用のキャリパー。
ポストマウントがもう一般的ではないかもしれませんが、機構としては普通の油圧式です。



写真の通り、ALL-CITY Cosmic Stallionで使っていました。
ですので、BB7とは同一条件の比較になります。

・HY/RD

HY/RDはワイヤーで油圧キャリパーを動かすもの。
レビューサイトのcbnblogさんで詳しく書かれていますので、置いておきます。感想として「メカニカルでありながら油圧な感じもするディスクブレーキ」と書かれていますが、個人的にもそんな感じだなと思います。詳しくは後述します。



前述した通り、ALL-CITY Cosmic Stallionではなく、KONA Sutraで使っています。そのため、HY/RDに関して諸々の条件が違うのでBB7との単純な比較はできません。繰り返しになりますが、あくまで印象の上での話になりますので、以下のそのつもりでお願いします。

・SPYRE

SPYREの機構は片引きのBB7と違って、対向ピストンです。
メリットとしては、パッドが均等に当たるためパッドの減りが均等、ワイヤーが伸びた際の調整が簡単、といったところでしょうか。反対にデメリットはリターンスプリングが重くなると言ったことが言われています。


調整はパッドアジャストボルトに六角を差し込んで回していくだけ。
無段階で調整することができます。


HY/RD同様、KONA Sutraでの使用をしていました(現在はHY/RDに交換したので使っていません)。HY/RDとは同一条件ですが、BB7とは全くの別条件になります。そのため印象の上での(ry

・BB7

BB7はシングルピストンです。
普通、機械式というとこのタイプが多いと思います。
ワイヤーで片方のピストンを動かし、ローターを曲げることで反対側のパッドに押し付けるようになっています。一般的に言われるのは、リターンスプリングが対向式の半分しか必要ないので、引きが軽いということ。そのあたりはまとめて後述します。


調整に関しては、手でダイヤルを回していくタイプ。
「カチカチ」と段階がある調整です。

で、調整のしやすさに関しては、BB7のほうがいいです。



確かに、SPYREも調整できるのですが、いちいち六角レンチで回さなければならないですし、内側の場合、スポークが邪魔になって結構やりにくかったりします。その点、手でカチカチ回せるのは本当に楽で、フロント側であれば信号待ちとかでもササっと調整出来たりするのは、結構大きなメリットだと思います。

たしかにSPYREでも、バレルアジャスターを回せば調整することはできるので、六角無しの調整もありますが、その調整方法はリターンスプリングがどんどん重たくなるので、積極的にやりたいとは思いません。(詳しくはこちら)その点で、引きが重たくならずに、手で調整できるBB7は優秀だなと思うわけです。

一応、SPYREの名誉のために言っておくのですが、SPYREの調整は悪いわけではありません。廉価版の六角レンチでの調整機構すらない機械式ブレーキはSPYREの比じゃないくらい面倒ですから。これは大学のサークルで他の人の機械式のブレーキ調整をやった時に強く感じました。

なので、調整しやすい部類に入るSPYREよりも、さらに調整のしやすいBB7、というのが現段階の印象です。

付け加えておくと、BB7は無段階でのパッド調整はできません。この辺りは無段階調整が可能なSPYREは強みかもしれませんが、無段階の調整が必要だなと思うことが無いので、僕としてはメリットにはなりませんでした。

その他のBB7のメリットは、リターンスプリングの調整をBB7では出来る点があげられます。SPYREは基本的にはできません(SPYREのリターンスプリングを削る猛者もいるみたいですが…。)


BB7では、イモネジを回すことでリターンスプリングを調整することができます。ちなみに僕は一番軽く設定しています。そのあたりの事を含めて圧倒的にBB7の方がいいなと思います。

その他、分解してみたので、その写真も乗っけておきます。



分解してあるのは右側(外側)。
画面真ん中の左がパッドを押す部分で、左側がボールベアリングの受けであり、動く部分。さすが「B(ボール)B(ベアリング)7」ですね。

さらに言うとパッドを押す部分にボールが付いていて、ローターに対して垂直に力がかかるようになっていて、「凝っているな~」って思いました。

興味がある人は、詳しくはこの方のブログを読んでいただくといいと思います。

これは余談ですが、分解して綺麗にしようとクロスで強めに拭いたらロゴマークが消えてしまいました。さっきからの写真でロゴマークが無いのが映っていたので「あれ?」と思った方もいるかもしれませんが、もともとはちゃんとついていました。消えちゃってちょっとショックだったのは秘密です。


追加していうなら、BB7はマウントアダプタが球面座金になっていて、ローターに対してちゃんと真っ直ぐ取り付けができるようになっています。Vブレーキとかカンチブレーキのブレーキシューについている角度調整できるワッシャー的なあれです。こうなっているのは今回比較した4種類でこうなっていたのはBB7だけ。凝っているな、と思います。

フレームと本体の間に球面座金が入っている



・引きの軽さ


次は引きの軽さ。

785>>>>>>>>HY/RDBB7≒SPYRE


正直、油圧の引きの軽さには紐引きだと足元にも及ばないです。
それが例えハイブリッド式であるHY/RDであっても、です。

とはいえ、BB7とHY/RDは引きの軽さ自体はほぼ同じだと思います。
ちなみにHY/RDとSPYREもほぼ変わらないと思ってます。いろんな記事で対向ピストンのSPYREよりも、ハイブリッドのHY/RDの方が引きが軽いみたいなことが書かれていたりしますが、正直、違いはあんまり感じませんでした。若干軽くなったかも程度。これは完全な同一条件(同じバイク、ワイヤー、ローター)なので、そのあたりは関係なく変わらないと思ってます。

一番気になる人が多いのはSPYREとBB7の比較だと思いますが、使ってからかなり時間が離れてしまっていることや、その他諸々の条件が違いすぎるので何とも言えません。ただ、記憶を掘り起こして考えてみて、ほぼ遜色ないなと思うので「≒」としました。

一般的にはBB7の方がシングルピストンなので、引きが軽いと思われるかもしれませんが、正直どっちが軽いとかはセッティングとかに大きく依ってしまうので、一概に言えませんし(そこが機械式のいいところでもあり、面倒なところでもある)、明確にどっちが重いとかは感じませんでした。若干BB7のほうが軽い気もしますが、ワイヤーを日泉に変えたことや、整備に慣れてセッティングが上手くなっているという個人的な理由もあるので何とも言えません。(HY/RDですらあまり違いを感じない鈍感なのですみません





・制動力


お次は制動力。

785>>>>HY/RD>>>BB7≒SPYRE
785>>>>HY/RD>>>BB7>>SPYRE
(2022年10月追記)


先述したとおり、使っている自転車もローターもローター径もパッドも違うので、比べる意味が99%くらい行方不明ですが、一応書いておきます。

最初の立ち上がりの制動力としては、油圧以外はほとんど同じだと思います。油圧はその引きの軽さからかもしれませんが、立ち上がりが早いように感じます。

紐引きタイプの違いが出るのは、「グググ」っと握りこんだ時。
HY/RDの「油圧」の部分が出るのがこの辺りだと思います。引きは機械式のワイヤー感があるけれども、効きは(特に握りこんだ時は)油圧っぽい感じです。cbnblogに「メカニカルでありながら油圧な感じもするディスクブレーキ」とあって、個人的にもそう思うと書きましたが、この辺りのことを指してそう思っています。


理系じゃないので全然わかりませんが、倍力構造がうんたらかんたらということなのか、握りこんだ時の制動力は完全に油圧のそれ。機械式とは一線を画すと思います。

で、SPYREとBB7ですが、これまた思い出しても違いは感じませんでした。
久々にSPYREを使ったところ、これに関しては結構違いました。BB7の方が制動力は上。セッティングのしやすさも寄与しているようにも思いますが、カチッと感がBB7の方があり、減速するときのコントロールもしやすい気がします。

あとはパッドとローターが大きい気もします。
SHIMANO SM-RT70というローターからSWISS STOPのCatalystにしたのですが、これは結構違いを感じたので。




・重量


僕個人としてはクロモリバイクに乗っていることもあり、正直あまり気にしていないのですが、重量が気になるという方もいるかと思うので一応載せておきます。
全て片側です。

・BR-RS785:135g

・HY/RD:205g

・SPYRE:150g

・BB7:170g


油圧はやっぱり軽いですね。
ただ、考えなければいけないのがSTIの重さ。
リザーバタンクがあるので、その分重たくなります。実際、油圧のGRX400(ST-RX400)は306g、同グレードの紐引きのTiagra(ST-4700)は245g程度です(公表値は無し)。



片方でこれだけ違うので、両方と考えると100g以上は違いますし、ハンドリングにはかなり違いを感じます。そういうわけで単純にキャリパーの重量だけを比べる訳にはいかなかったりします。

そう考えると、唯一の200g越えのHY/RDは頑張っている方なんじゃないでしょうか。確かに最初、箱から取り出した時は「重っ」って思いましたが、付けてしまえば違いは感じられません。(自転車が重たいというもありますが)

ちなみに、紐引き油圧でもう少し軽いモデルもあるようですが、軽いということはその分のリザーバタンクの大きさやらなんやらを削っているということになるはずなので、個人的にはちょっと怖いなと思っています。その点、油圧のSTIと機械式のSTIの重量差とあまり変わらない重量差のHY/RDは、その重量と引き換え安心感があります。

あとは油圧と紐引きだとワイヤー分の重さもあるでしょうし、重量面の単純比較はなかなか難しそうです。(自分にとってあまり興味が無いので、そこまでちゃんと調べようという気が無いというのもありますが)




〇油圧→機械式にした話



というわけようやく本題。
なんで機械式にしたかという話ですが、

ま、一言でいえば、「油圧がめんどくさかったから」です。

何があったかというと、リアの油圧のキャリパー部からオイルが染み出していました。

最初はそれに気が付かず、パッドを洗ったり変えたり、ローターを洗ったり変えたりしていたのですが、変えたり綺麗にしたりしたときは鳴りが収まるのに、再びに鳴り始めてしまうので、もしやと思ったら、その「もしや」でした。買ってから一年も経っていたので、不良品とも言い切れないし、保証も受けられないだろうと思って、思い切って分解してみましたが、症状は治らず。


で、新しいのを買ったのですが、それもまたオイル漏れを起こしました。
というか到着した時点からオイルがパッドに付いていて(出荷時からキャリパー内部にはオイルが入っています)、「もしや」と思いながら組付け、綺麗に脱脂しておきましたが、やっぱり、数日後にはパッドにうっすらとですが漏れていました。

この時点で僕の心は折れました。
「めんどくせえ」

新しいキャリパーで音鳴りはまだ発生していませんでしたが、漏れている時点で「いつかまた音鳴りが発生するのでは」という疑念を持ちながら走るのが嫌になったのです。もちろん、漏れていたのは微量だったので、そのまま乗っていていて問題が無かった可能性もあります。が、気分の問題として、もう嫌だったのです。

そして、それとは別に、「果たして、僕には油圧が絶対に必要なのだろうか」という考えもあったのも事実です。というのも、もう一台の自転車のSUTRAはハイブリッド式のHY/RDのまま。今回の比較を見てもらったら分かると思いますが、ハイブリッドと言ってもどっちかと言えば機械式に近い性能のHY/RD。

本当に油圧が必要なのであれば、SUTRAのほうも油圧にしたいと思うはずですが、そんなことも一度も思いませんでした。HY/RDを使い始めたのが2019年の12月。それからずっと使っていて、特に問題もなく、交換もしていません。

僕にとっては、それが答えでした。



今更「油圧は大したことない」とか言うつもりはありません。

性能的には間違いなく上位互換でしょう。
ただ、僕にとってその性能が必要か、というとそうではありませんでした。
メリットとデメリットを比べた時に、機械式でも十分な乗り方しかしない僕にとっては、油圧を積極的に選ぶ理由が無かった、ということです。

機械式でも十分な乗り方、と書きましたが、僕の乗り方は一回のライドが100~150㎞ほどで、疲れて握力が無くなりブレーキをかけるのが億劫になるような状況は多くはありません。グラベルでガンガンに攻めてシビアなスピードコントロールが求められるような乗り方もほぼしません。のんびり走って、疲れたら休めばいい、そんな気持ちで自転車に乗っています。さらに言うなら僕の体重は50kgほどで、そもそも大きいストッピングパワーが必要にならないというのもあると思います。

適材適所と言ってしまえば簡単ですが、まあ、そういうことです。

そんなことを考えて機械式にしましたが、機械式にしてよかったことを挙げてみます。


・音鳴りが収まって精神衛生上よい

これは当たり前ですが結構大きいものです。
「いつ音鳴りがするだろう」と思いながらブレーキをかけるのと、そうでないのは自分が想像していたよりも大きいものでした。知らず知らずにストレスになっていたんだな、と。オイル漏れによる音鳴りは根本的に解決しているので、その精神安定は計り知れないものがあります。


・ハンドリングが軽い

上でも少し書きましたが、STIの重さが100gほど軽くなっているので、ハンドリングがとにかく軽快。これは鈍感な自分でも、乗った瞬間に感じました。ダンシングの振りとかも変わってきます。ここが軽いと自転車自体が軽くなったような気さえしました。ただ、自分はフロントバッグにミラーレスとか重めの荷物を入れているので、まあ、そうなってしまうと、残念ながら「若干軽いかな」くらいの違いしか感じられなくなってしまいますが。


・自分で好きなセッティングに出来る

セッティングの自由度というのは、油圧にはないものです。
機械式ゆえに「遊び」の部分だったり、ワイヤーのグレードだったり、リターンスプリングの強さだったりを調整できるのは、メンテナンス好きで自分好みにチューニングするのが大好き人間としては嬉しいポイントだったりします。

ただ、これは諸刃の剣でちゃんとセッティングできないと、「くにゅ」っとしたフィーリングになったり、右と左で引きシロや重さが違うなんてことにもなります。

ちなみに、ステムカットしてもらいにショップに持っていったら、引きが重くなって返されたことがあります。お店でもこうなるのかと思ったりもしましたが、手の大きさや個人の好み等、様々なことが絡み合うので、自分で一番好きなセッティングを煮詰めるのが良いのかなと思いますし、そういうのが面倒な人は油圧の方が良いと思います。


・メンテナンスが気楽

これは、けっして「楽さ」とイコールではないと思っています。油圧に関しても何回かブリーディングすれば慣れますし、ものすごく難易度が高いかというと、オイル交換くらいなら、そこまででもないんじゃないかなという気がします。

とはいっても、油圧は油圧。
オイルを使うので飛び散ったり床に撒いたりするのは気にしますし、きちんと追い込んでいくのもまた、面倒な作業だったりする部分はあると思っています。

その点、機械式は決して「楽」ではないかもしれませんが、ワイヤー交換の方がシフターワイヤーも含め慣れていますし、オイルが飛び散ることも無いので「気楽」なのかなと思っています。





反対に「デメリットは?」と聞かれると、やっぱり止まるのに必要な入力が大きくなること。普通の峠の下りでは、疲れたら止まって休憩しようと思っているような自分からするとそこまで大きなデメリットではありませんが、それでも長い下りだと疲労のたまり具合は早いな、と思います。

あとは慌ててブレーキをかけるときとかも差を感じました。例えば急に車が割り込んできた、カーブを曲がった先に鹿とか熊とか野生動物がいた、なんていう場面だと、油圧の足元にも及ばないと思います。慌ててブレーキングしてもしっかり止まる、というのは必要な入力が小さい油圧の大きなメリットだと思います。とはいえ、そういう事態はそこまで多くないというのも事実ではあります。

機械式はすり減ったパッド分の調整が必要というデメリットもあります。
これが結構面倒で、長旅になると特に面倒です。

僕がツーリング用のSUTRAにハイブリッド式のHY/RDを使っているのは、これが一番大きな理由です。キャリパー部は油圧で、パッドクリアランスが自動で保たれるというのは、旅が長くなればなるほど、パッドがすり減りやすい環境(雨の日とか荷物が多いときとか)でも乗るような自転車であればあるほど、その効力を発揮すると思っています。

ツーリングなら雨の日も当然走る

反対に、そこまで長旅する用の自転車ではないcosmic stallionは、油圧じゃなくてもいいのかなと思っています。さらに付け加えれば、BB7の調整のしやすさは、前述したように他の機械式のブレーキとは一線を画すものです。素手でカチカチとダイヤルを回すだけの調整であれば、そこまで面倒ではないかな、とも現段階では感じています。

あとは、機械式同士の比較となりますが、片押しタイプはパッドのすり減り具合が左右非対称になると言われます。が、TwitterでBB7を使っている人の話を伺うと、ちゃんとクリアランス調整していれば極端に片減りすることは無いそうなので、この辺は今後注視していこうと思ってます。もし、かなり片減りしたら追記します。




〇最後に



というわけで、長々と書いてきましたが、やっぱり、油圧→機械式にしてよかったと思っています。

一応書いておきますが、漏れていたのはリアだけで、フロントは全く問題なく使えていました。また、HY/RDからのオイル漏れもありません。ですので、今回の話はたまたま自分の運が悪く、油圧キャリパーから頻繁にオイルが漏れるということはないのかなと思います(そう信じたい)。

それから、くどいようですが、人それぞれ自転車に求める性能や優先する要素が違って、僕にとってたまたま機械式の方がメリットが大きかっただけですので、油圧はいらないとか言うつもりは髪の毛一本ありません。

この文章が、自分と同じような悩みを抱えている、あるいは「油圧なんだかなー」と思っている人の参考になれば幸いです。


おしまい!



コメント