『白馬ツーリング』3日目 善光寺・戸隠・大望峠・峰方峠編

むくり。

寒い。やはり長野。
知らない天井だったけど、昨日の記憶を掘り返して思い出した。そうだ、父親の友人のお宅に泊めさせていただいてたんだ。

美味しい朝ごはんをいただいた後、3日目スタートです!
2日目はこちらから


本日の予定は、姨捨駅(ずっと「うばすて」って読むと思ってたけど「おばすて」なのね)まで輪行し、長野から飯縄山を目指し、黒姫の方を回って戸隠、鬼無里を通って、白馬へ帰る感じ。

それでは行ってみよー

姨捨駅の近くに田毎の月というのがあると教えてもらったのでそこを見に行くことに。


のはずだったんだけど、どこかに展望台があるのかなーと思って下っていたら見つからなくってかなり下ってしまった。この写真、慌てては多分このあたりだろうと思って撮った写真。もしかしたら違うかも。ま、いいや。

次に向かうは善光寺。
サークルの夏合宿の時に近くまでは行ったんだけど、寄れなかったので行きたかった場所。平坦を飛ばしてサクッと到着。







善光寺はお寺そのものというよりも、前にある商店が並んでいる通りが好きだったりする。

夏の日曜日ということもあって、結構混んでいた。
なんでだろう、普段は人混みって大嫌いなんだけど、この時ばかりはそこそこ人がいてよかった、と思った。活気があるというか。自分でも不思議だ。

旅をしていると、普段より雰囲気だったり、空気感というものに鋭敏になっていく感覚がある。普段ならきっと見過ごしていることが、見えてくる。研ぎ澄まされていく。その
感覚が結構好きなんだよな。

そんなことを考えながら、次なる目的地へ。

飯縄山のふもとに向かうのに、バードラインというものを通ることにした私。なんか名前的に鳥のさえずりとか聞こえてきそうで良さそうじゃん、と思って。
しかし、この途中にある七曲りというのがえげつなかった。


なるほど、16%の坂なのね。
大丈夫、それを超えるような坂ならこの夏超えて来たから、そう思っていた時が僕にもありました。


しかし、突っ込んでみたらこの有様。
平気で20%を超えてきて、15%を切ってきてくれれば足が休められるな、と感じるほど。
10%を切ればそれはもう平地、というような感覚に陥る。
よく考えたら、入口の所にあった看板は「平均したら16%ですよ」という意味だったのか、と今更ながらに気が付く。時すでに遅し。

しかもここの道、車通りがめちゃくちゃ多い上に道が狭い。少しの蛇行すらも許されないような道。加えて、道の端には小石が散乱していて、気を付けないとトラクションがかからなくなってペダルを踏みぬいてしまいそうになる。(一回そうなって冷や汗かいた)

さらに言うなら、七曲りという名前の通り、しっかりとしたつづら折り。カーブの内側の時はかなりの斜度となる。登りだから多少ましだけれども、私調べで下り坂で通りたくない道、堂々の一位である。行く人は気を付けて。

何とか危ない個所を潜り抜けて、飯縄高原に到着。そのまま戸隠に向かうのではなく県道404号線(栃原北郷信濃線)を使って北上、その後県道36号線(信濃信州新線)を使って戸隠に向かうルートを選択。理由はないけど、目の前に目的地があると遠回りしてみたくなるじゃん?僕だけ?

そろそろ補給したいなーと思っていたところに、香ばしいいい匂いが鼻腔をくすぐってきた。これは焼とうもろこしの匂いだ、ということで食べてみることに。


味はというと、純粋にとうもろこしの味だった。何当たり前のこと言ってんだと思われるかもだけど、本当にそうだった。甘味は最低限。「おれはとうもろこしだぜ。フルーツなんかじゃないんだぜ。そんな甘ったるくはないんだぜ」そう言っているような感じ。

野菜でもなんでも「甘い」が重要な価値を持つこの時代に逆に稀有な存在かもしれない、なんて思いながらいただきました。甘くなくても、おいしいとうもろこしだった。

元気が出たところで、戸隠へGO。
ゆるゆるとした登りをこなして、戸隠神社にとうちゃーく。






境内をゆっくり散策。

知らなかったんだけど、奥社の方の並木も綺麗らしいので、今度は行ってみよう。(今回は素通りしてしまった模様)

そして、戸隠といえばそば

美味しい蕎麦屋さんを昨日お世話になった父親の友人の方から教えてもらっていたので、そこに行こうとしたら、

本日の受付は終了しました


の文字が。仕方ないよね。この時点で時刻1時半。人気店らしいし。
ということで、適当な近くの蕎麦屋さんに入った。


大盛りで1000円ほど。さすがは戸隠。強気な値段だと思う。

さて、お味はというと、微妙

なんでだろう。普通のそばって感じ。正直割高だなあ、と感じた。これが新そば(9~10月)の季節に行ったらまた違うんだろうし、タイミングが悪かったのかしらね。
また来よう。

腹ごしらえしたところで、再スタート。
適当に走っていると展望台の文字が見えたので行ってみることに。


そしたら大望峠の文字が。
あ、ここがあの大望峠だったのね。名前は知っていたけれども正確な場所までは記憶していなかった。予定外にいいところを通っていたらしくなんか得した気分。


北アルプスが綺麗に見えるらしいのだが、この日もガスって見えず。




反対に、戸隠連峰の方はよく見えた。
岩肌がものすごい迫力。切り立った断崖という表現がぴったりくる景色。
ただ、望遠が得意なデジタルカメラ(Canon PowerShot SX60 hs)とはいえ、ここまでズームさせるとシャープさが無くなるのね。まだまだ、このカメラを使いこなせている気がしない。


さくっと下って向かう先は、おやきで有名ないろは堂。


何度も長野に来ているというのに、おやきは初めていただく私。
注文したのは、王道な野沢菜。


そしたらなんと、ピリ辛なすもサービスしてくれた。

お味はというと、めちゃくちゃうまい

もう一つ頼もうかどうしようか迷ったけど、それなりにお腹がいっぱいになっていたのと、時間が押していたので泣く泣く断念。
お店の雰囲気も良かったので、また行きたい。なんだったらこれ書いている今、また食べたくなってきた。お腹すいた。

さ、次に向かうのは峰方峠。
トンネルの先に見える景色が素晴らしい、という話を方々から聞いていたのでどうしても行きたかった。大望峠の時はガスってしまって北アルプスは見えなかったけど、リベンジなるか。(いやな予感

峰方峠は、初心向けと呼ばれる難易度。斜度がきつくなることもなく、リズムよくペダルを回していく。さすがに獲得標高2000m近くになっているので多少の疲れはあるけど、体力をセーブしながら登ればそこまできつくない。

ゆるゆると登ると、トンネルが見えて来た。
さあ、景色は、、、!?


残念。

ガスってしまってあんまり綺麗に見えない。悲しみ。



まあ、登っている途中から気が付いてはいたんですけどね。
ここもまた来よう。残雪が残っている季節にでも。いろは堂にも行きたいし。

もうここまでこれば後は帰るだけ。さくっと下って、この日はおしまい。

続く。



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