うう、眩しい。
よく寝られ……なかった。
そう、よく寝られなかったのです。
夏の混んでるキャンプ場ほど嫌なものもないな
— Tomy (@Tomy_viajar) August 13, 2020
いやー今日はじめてキャンプ場にいるんですが、一瞬で嫌になりましたね。こう、なんていうか、人がいなくて炊事場の屋根の下で寝られるくらいじゃないとキャンプ場で寝たくないですね
— Tomy (@Tomy_viajar) August 13, 2020
完全に忘れていました。
そう、夏のキャンプ場ってそうなりますよね。
しかも後で知ったのですが、この日は流星が見られるとか何とかで夜遅くまで起きていた人が多かったみたいです。バッドタイミング。
昨日の話はこちらから。
隣のテントの近さですべてを察してくれ
テントから這い出る見渡すと、思ってたよりいい天気。
ただ、この後は下り坂の予報らしい。
というわけでさっさと朝ごはん食べますか。
昨日セコマでかったパンに生ハムとトマトとチーズを挟んだ簡単ご飯。
見た目的にはそこそこいいけど、値段かかった割に全く腹にたまらなかった。見た目よりもカロリーが欲しい。映える≠いいご飯。(←映える食事とはこれからも縁がなさそう)
ちなみに下のコッヘルではコンソメスープを温めています。
コンソメ、今まであんまり使ったことなかったけど、いろんな料理に使えてめちゃくちゃ便利なうえにかさばらないし日持ちするので、北海道旅で一番お世話になった調味料でした。
さてはてそれでは、北海道旅10日目行きますかー!!
この日の予定はこんな感じ。
いつものザックリ地図。
今いる霧多布岬を出発し、目指すは北海道最東端の納沙布岬ってな感じです。
出発したすぐに馬!
どうやら放牧されているみたいです。
と思ったら、すぐ近くにキツネも。
きっとこいつも放牧されているみたい(違う)
まだまだ上空は晴れているけれど、これから行く先に雲が。
頼む、もう少し頑張ってくれ、青空…!
これ(↑)がさっきまでいた霧多布岬です。
真ん中やや右辺りに、テント場のすぐ近くにあった灯台がちっちゃく見えるのですが、こうやって見ると、断崖だけどさっきまでいたのはちゃんと平たい場所だったから何とも不思議な感じです。
この写真の右端の方に写っている橋がちょうどこれ(↓)なのだけど、こう見るとこっちも不思議。台形というか、急に盛り上がってそこから真っ平。めずらしい気がするのですが、どうなんですかね。こういうの詳しい方いませんか?
これが北太平洋の青さ。
晴れていれば、もっときっとずっと。
向こうにもやっぱり似たような形の場所が見えます。
道はこんな感じで開けた場所が多くて気持ちが良い感じでした。
北太平洋シーサイドラインのハイライト区間は昨日よりも多分今日だったなあ。
朝は晴れていたけれど、走り出して数時間でこの有様。
仕方ない。けど、今日晴れてれば、晴れてさえいれば、もっときっとずっと。
開けていた北太平洋シーサイドラインに別れを告げ、一旦林の中の道へ。延々走ってもこんな景色。今どのあたりにいるかも、進んでるのかすらも怪しいと思うほど。で、今どこ?
林を抜けると海ー!!
やっぱりこの地形も(ry
根室の市街地を抜けたら最東端へ一直線。
の、はずだけど、とにかく向かい風がきつい。
フロントパニアスタイルとかいう前面投影面ましましスタイルが完全に裏目に出た瞬間。エアロぉぉぉぉ。
曇天の下、吹きすさぶ風。
写真を見る感じ寒そうですが、実際寒かったです。気温は15度ほど。どう考えても夏の気温じゃあないんだよなあ。
向かい風になんとか耐えながら、納沙布岬に到着!
恥ずかしい話ですが、「ノサップ」じゃなくて「ノシャップ」って読むってずっと思ってました。ほらだって一億分の一をあらわすのは「沙(しゃ)」だし、10の56乗は「恒河沙(ごうがしゃ)」だし、鎌倉時代の僧、無住が書いたのは「沙石集(しゃせきしゅう)」だし、ね?
と、ここまで書いて気が付いたけど、「沙羅双樹の花の色」は「さらそうじゅ」だし、「西遊記」は「沙悟浄(さごじょう)」だったわ。
まあ、そんなのはどうでも良くて、ノシャップ岬って北海道にあるじゃないですか。しかも全然違う北の方のところに。最初これを理解してなくて、色々大変だったんです。いや~納沙布にこの漢字を当てた人はなかなかになかなかな人だと思いますよ。(北海道初心者伝われ)
根室を抜けてから、「北方領土奪還」という看板をよく目にしました。
納沙布岬は、日本が実効支配している地域において、一般人が行くことができる最東端。つまり、この先には実効支配してない、一般人の行くことのできない最東端があるということです。
北方領土について、何か言えるほど知っているわけでは無いので、あれですが、北方四島の名前くらいは忘れないようにしたいなとは思っています。
あれは国後島だろうか
お腹が減ったのでとりあえず飯!
ほいでた、鮭とイクラの親子丼!
旨そう!(実際美味しかったです)
こっちは花咲ガニの味噌汁!
こちらも美味でした。
(ちょっと量が少なかったのも含めて観光地っぽいところでした)
さて、腹ごしらえも終わったことだし、本日の宿へ行きますか!
さっきまでは強烈な向かい風だったけど、こっからは強力な追い風です。さっきまでの敵は今の仲間。ボーナスタイム行くぜ!
きっと放牧されているんだろう(これは多分本当)
気温は13.5度。
そりゃさみいわけだ。
根室の市街地からは国道44号へ着いた頃には一瞬晴れ間も見えました。一瞬でしたが。
向かい風に乗って快調に飛ばしていると、本日の宿に到着!
ちゃんと宿です。
これ一人で使わせてもらいました
ありがたや
というのも、予報によると今日の夜から朝にかけて雨。
雨の中、濡れたテントを撤収することほど面倒のものは無いし、洗濯もちょうどしたかったということで宿です。
到着したはいいもののまだ時刻は15時ほど。
早く着きすぎたのでどうしようか思案していると、宿の方が「風連湖を散策してきてはいかがですか」と。
知らなかったのですが、風連湖というのはバードウオッチングが盛んらしく、この宿もそういうお客様が多いそう。本棚を見るとウン千円とする学術書籍が売られていました。そこに畳み掛けるように、「ほら、そこからオジロワシが見えるでしょう」と宿の人。
「え、オジロワシ!?」
絶滅危惧II類のあのオジロワシです。(Wikipedia)
「うっそだろ」と思って窓から外を見るとほんとにオジロワシがいました。
えー、ここで一つお詫びがあります。写真撮るの忘れました。すんません。上のwikiのページで脳内補完してください。できない人は風連湖行きましょう。宿の方によると、いつも同じ木に止まるそうで、窓からはよく見られるらしいです。
というわけで、ノリノリになって風連湖へバードウォッチングへ。
宿の方に双眼鏡を貸していただけました。
頼むぜNikon!
というわけで以下写真中心に行きます。
春国岱(しゅんくにたい)とよむそう。
初見じゃ絶対読めない。
“春国岱(しゅんくにたい)は、北海道根室市春国岱にある風蓮湖と根室湾を分ける砂州で形成された面積約600haの湿地及び原生林である。”(wikiより)
ヒバリ、だろうか?
アオサギかな
歩くことができるのは、こんな感じの木道とその上の写真みたいな湿地と両方あります。
“平成18年10月に発生した低気圧(暴風・高潮・高波)及び平成26年12月、平成27年10月の低気圧の影響により、このような現状になっています。”
というこの看板の通り、この辺り一帯は倒木が散乱していました。
これはハクセキレイかなあ。模様がちょっと違う気もする。
これは判別不可。
ぐるっと散策して戻ってくると、キツネさん。
北海道をまわってておもったのが、キツネ多い!
猫かなって思ったら半分くらいがキツネだったりしました。
という感じで大満足だったのですが、、、、
というわけで春国岱を散策してきました。野鳥撮るのには望遠が全然足りない pic.twitter.com/4LL5KcmGYq
— Tomy (@Tomy_viajar) August 14, 2020
ですよね。
35㎜換算300㎜程度のズームじゃあ厳しいものがありますね。鳥とか動物を撮るならバズーカみたいな望遠レンズ導入の必要性を痛感しました。
さて、その後はと言えば、風呂に入って洗濯をして、それから晩御飯。
おおおおお豪華!!
これはカレイの煮付け
ホッキガイの刺身
シマエビ
蛸とブロッコリーの和え物
ほや
めっちゃ美味しかった肉じゃが
これだけどうにも思い出せない。とびっことかだったかなあ
サルナシの果実酒
これはかなり癖がある感じでしたね。
夏と言えばスイカ!(外気温10℃以下)
と、こんな感じでした。
量も味も大満足。ご飯はおかわり自由だったので調子こいて食べていたら最後の方苦しくなっていました。ご飯がおかわり自由だとまあこうなるのはよくありますよね(←学習しろ)
久しぶりのふかふかの布団、実に三日目以来のお布団に沈むと一瞬で夢の中へ。
つづく。
実際走ったコース
走行距離:127㎞ 獲得標高:999m |
訪問日:2020.8.14
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