『九州~山口キャンプライド』5日目 青海島~秋吉台~萩 秋吉台を見に行く編

パラパラパラ。
あーテントの中で雨の音聞くの面白いなー。
なんて考えられたのは、目が覚めてから3秒間。すぐに覚醒してテンションが下がった。だって雨の中テントを撤収するのめんどくさいんだもん。
と、思っていたら、隣から

「あーー!雨降ってるーー!めっちゃ濡れたーー!」

という叫び声が。
同行しているヅカさんは今回テントを持ってきていなくって屋根があるところを探して寝ていたんだけど、この日は炊事場の中にゴキブリが死んでいたので外で寝ていたんですよ。どんまい。

とりあえず、寒いのでカップ麺を食べて、昨日買った甘夏食べてビタミン補給。

この日のルートはこんな感じ。



青海島をスタートして別府弁天池、秋吉台を見て萩へ行く予定。

出発するときには少し太陽が見えるようになってきて


こういう朝日を見られるというのは旅をしていていいなと思う。非日常を味わうのには最高なスタート。


走っていくよー。


別府弁天池に到着。ほんとに綺麗なエメラルドグリーン。看板に書いてあったけど、なぜこの色なのかはまだはっきりとは分からないらしい。神秘的。




ここは、少し独特な空気が流れていて、スッと背筋が伸びる感じ。ピリピリしてるわけではないんだけど空気がキリっと張りつめている感じがした。霊感なんてまるで持ってないけど、鳥居が見えたあたりからは、明らかに空気が変わったことを感じた。
昨日訪れた元乃隅稲成神社もよかったけど、こういう雰囲気とか情緒みたいなものは、まったくと言っていいほど感じられなかった。
どちらかと言えば、こっちの雰囲気のほうが好きかしらね。

さて、秋吉台に向かって再スタート。
山の中を走っていたけど、そんなに斜度はきつくない感じ。大好きだよ、そういう坂。
思っていたよりも早く秋吉台の近くまで行けたので、秋芳洞のほうも寄ってみることに。洞窟の入り口の前まで行って目に入ってきたのは入場料1500円也。
無理。高すぎ。貧乏大学生にはきついね。

諦めて、秋吉台のカルストを目指す。
そして見えてきたのが、こちら。



いやー。規模がすごい。
平尾台のカルストも見てきたけど、広さが桁違い。
野焼きをしたばかりらしく、一番石(岩?)がよく見える時期だと、ガイドの人が言っていた。いい時期に行けたらしい。
平尾台の石と比べると、こちらのほうが白い。同じ種類の石なはずなのに色が違うなんてなかなか面白い。


それにしても、こんな場所誰が見つけたのだろう。見つけたときどんな風に感じただろう。地球ってほんとに不思議だよなぁ。

時間もいい感じだったのでお昼ご飯に。


ロースかつカレー。
道の駅みたいなところで。

そしてここでヅカさんとはお別れ。1日早く帰るとのことで今日は防府まで行き、明日、錦帯橋に行く予定なんだとか。

僕は再び日本海側に向かうため、道を曲がり走っていく。
うん、ひとりだ。ひとりのほうが自由度は高いけど、その分誰も助けてくれないし、少し寂しい。

この辺りはそこまで斜度がきつくはないので淡々と上っていく。そうやって稼いだ位置エネルギーを吐き出して行くと


萩ーーー!


港町に行くと写真を撮りたくなる病。


枝垂桜が咲き始めていて春の訪れを感じつつ。


ハイ。萩城跡。




さらに、同じ入場券で旧厚狭毛利家萩屋敷長屋にも行けるそうなので、行ってみることに。


観光地なんだけど、この辺りはゆっくりした空気が流れていてのんびりしている。
境内の中に松下村塾がある松陰神社にも行こうかと思っていたけれど、今回は満足してしまってパスした。
というよりも、完全に自転車がお荷物になってしまっていて、観光する気が失せてしまったのである。こういった、街を観光するのは、折り畳み自転車とかのミニベロのほうが小回りが利いてよさそう。きっと旅のやり方や目的によって自転車を変えるのがベストなんだろうな。あーDAHON欲しーー。

晩御飯をどうしようかと、ググっていると、後ろから「日本一周かい?」とおじさんから声をかけられた。ロードに乗っているらしく、声をかけてくれたとのこと。今までの旅路を説明し、晩御飯を探していることを伝えると、道の駅「萩往還」においしいご飯屋さんがあると教えてもらった。ありがとうGIANT乗りのおじさん!

ササっと上って萩往還に到着。
晩御飯に選ばれたのは
 

瓦そば。山口の名物なんだとか。
アツアツの瓦の上に載った茶そばと錦糸卵、牛肉。これを温かい麺つゆにつけて食べる。牛肉とそばの相性がほんとにいい。鴨南蛮なんかもあるから、鶏肉と合うのはわかるだけど、そばに牛肉の組み合わせは初めてだから新鮮。
食べ進めていくと、下のほうのそばはパリパリになっていて、食感が変わってこれはこれでおいしい。ほんとにおいしかった。ご馳走様。

この後は、温泉付きキャンプ場へ。


明るいうちに設営出来てよかった。
そのまま温泉へGO!
温泉付きキャンプ場の何がいいって温泉入った後自転車乗らなくていいってこと。汗かかなくて済むし。ゆっくりできるし。最高。
露天風呂入って空を見てたらツバメが飛んでた。春だなー。

そのあとは、3個で150円の八朔(安い!)を買って日が沈むのを見ながらmgmg。
暗くなったら疲れていたのか寝ていた。

実際走ったコース。

総走行距離98km 獲得標高1098m

続く。


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