さ、、、さみい、、、、。
朝起きて最初の感想はこれだ。というよりも寒くて起きてしまったという方が正確かも。こういう時のために昨日使わずに残しておいたカイロを開けシュラフの中に突っ込み、少し温まってきたシュラフの中で、スマホの天気予報を見てみると、今の時間帯は5℃らしい。
ちなみに今使っているシュラフはモンベル ダウンハガー800 #5 ハーフレングスである。簡単にいうと、夏用シュラフの厚さで足元から胸くらいまでしかダウンが入っていない、軽量コンパクトに振ったもの。
そう5℃で使うシュラフではない。一応シュラフカバーも使っているのでそれ単体というわけではないんだけど、それでも明らかにこの気温に対してはダウンスペック。
時間を見てみると午前6時。思っていたよりも時間が経っていた。昨日寝たのが8時前だったのでなんだかんだ言って10時間以上寝ていたことになる。まあ昨日は寝不足だったし、休日はいつもこのくらい寝ている。寝る子は育つ。
昨日の話はこちらから。
いま、僕がいるのは群馬県は高山村にある道の駅。もうすでに明るくなってきているので迷惑にならないようにさっさと撤収。昨日見つけておいたコンビニに温かいご飯を食べるために向かう。
朝ごはんはおにデリで温まる。
分かっていたけど朝は冷えるねえ。朝ごはんを食べながら、今日はどうしようかと思案。というのもプランが2つあって、一つ目は当初の目的通り日光に行くか、それとも疲れを考慮して赤城山に登っておしまいという少し短めのルートにするかというもの。
どうしようか考えたけど、昨日しっかりと睡眠時間を撮っておいたお陰で、昨日の体の重さだるさは全くなくなっていた。ということで予定通り金精峠を通り日光に向かうことに決定。
国道145号から金精峠のある国道120号を通るだけの簡単なお仕事。ただ、交通量が多いし、そこまで路肩も広くはないのでそこらへんは気を付けながら走る。(一回トラックの幅寄せがきつくてこけそうになった)
沼田を抜け少し走るとだいぶ交通量が減ってきた。(まだまだ多いけど)
そして、結構登りが続いている割には寒いな、と思っていると道路脇にある温度計には7度との表示が。そりゃ寒いわけだ。
そんなこんなで尾瀬に行く国道401号との分岐点、金精峠の入り口に到着。(と書いたけどあってるかな。そもそも峠の入り口って何だろう。)
いやー良き紅葉!
そうそう、そうなんだよ、こういうのが見たかったんだよ。こういう中をヒルクライムしたかったんだよ。
心の中でにんまりしながらシャッターを切っていく。ただ、交通量は減ったといっても国道。いつでもどこでも自転車を止めて撮影というわけにはいかないというのがね、ちょっと。
ヒルクライム的観点からだと、斜度としては10%を超えてくるようなことはほとんどなく、しんどいという感じはほとんどしない。むしろ距離が長いから、斜度が緩いからといって飛ばしてしまうと後半バテてくるだろうな、という感じ。休憩がてら写真撮影をしてゆるゆると進んでいくのが僕にとってのベスト。
そろそろお腹が減ってきたなあと思っていると「高原の駅 丸沼」の文字が見えて来た。どうやらそこでご飯が食べられるらしい。ベストタイミングと思い、そのまま「高原の駅 丸沼」へ。
注文したのは天ぷらうどん大盛り!
お腹が減っていたからね。ペロリと完食。
調べてみると、登り切りまで大体半分のところにいるらしい。あと10㎞ほど登ればおしまい。長いだけなのでペースを崩さずいけば問題ないだろう。お腹もいっぱいになったし。さ、リスタート!
「高原の駅 丸沼」を出たときはちょうど紅葉真っ盛り!という感じだったのだけど、どんどん標高が上がっていくにつれて、落葉している木が増えていき途中からは冬景色のようになってきた。
こういう風景の移り変わりというか、季節の移り変わりを短時間で味わえるところにこの季節のヒルクライムの楽しみはあるよなあ、と思う今日この頃であります。
そして、なんだかおんなじ構図ばっかりになってしまっているなと写真を見返しながら反省。少しずつ工夫していこうかしら。交通量があってそういう制約があったことは確かななんだけど。
そしてついに登り切り!
このトンネルを抜ければ栃木県。
そしてついに、、、、、、
着いたぞ栃木県!!!
ここまでこればもう後は下るだけ。
絶景かな!
夢中になって写真を撮っていると、反対側からロード乗りの方が登ってきた。「この景色めちゃくちゃいいですよね!」と僕が声をかけると、「いや~最高ですね。今日来てよかったな~!」といっていた。明らかに社会人と思しき年齢だったけどいい時間の使い方をしていらっしゃる(←今日は月曜日)
ここからはさっきと反対で、冬から秋へと季節に逆行していく。
どんどん紅葉している木が多くて嬉しくなっていたんだけど、それと比例するように車の往来が激しくなってきた。残念ながら立ち止まって写真を撮れそうな空気は1mmもしない。(現に撮った写真はこの1枚のみ)
とくに戦場ヶ原を過ぎたあたりからは急激に車が増えた。こうなってしまうと、どれだけ綺麗な景色でも楽しめない。
反対車線には、今から登ると思われるローディの方々がたくさんいたけれど、僕は正直ここをヒルクライムしたくないなあ、と思ってしまった。
そのまま中禅寺湖まで下りひと休憩。はあ、疲れた。クラクションとかそこらで鳴ってるし。紅葉シーズンの日光コワスギ。。。
さて、ここから中禅寺湖スカイラインを登ってもいいかな、とも考えていたのだけれど、人の多さに辟易としてしまったのと、雲が広がってきたのでやめて帰ることに。
ということで、そのまま紅葉シーズンのいろは坂へ。
やっぱり車が多い。だけど、一方通行なのに2車線分あるというところに救われて、さっきの下りよりは全然まし。ほとんど車と同じスピードで下る。(といっても混雑していたしテクニカルな下りなのでスピード的にはゆっくり)
いろは坂を抜けサクッと日光駅近くまで下る。まあ、ここまで来ても、というかここまで来たから、人が多い。「みなさーん今日は平日ですよー」と心の中で大声で叫んでも仕方がないので、人混みが苦手な僕は観光も一切せず帰路につくことに。
みなさん、いったいいつ働いているんでしょうか、、、?
東武日光駅から輪行で帰宅。
この車両が絶妙にレトロで大好きな雰囲気だった。絶対、電車旅も楽しいよな。
こんな感じで今回の旅は終了。
めちゃくちゃいい景色も見られたけど、たぶん、もう紅葉シーズンの金精峠に自転車で行くことはないかなあ、という感じ。少なくとも日光はないなあ。車通りが多すぎて楽しむこともままならない。僕の性格上、行くならもっと人が少ない方がいい。来年はどこにしようかな。
最後にバイクパッキングの感想を少し。
メリットはいろいろな媒体で語られているので、それらを全部書くつもりはないけど、僕が感じたメリットの2つについて書こうと思う。
その2つは、
・輪行が楽。
・自由度が上がる。
1つ目は、キャリア+パニアスタイルに対してということ。キャリアもパニアも輪行するのは正直大変。しかも今回のように1泊2日でキャリアを持ってくかと言われると、大変さに釣り合わないな、と思ってしまう。
それに比べれば、バイクパッキングというのは輪行袋の中にサドルバッグとか詰め込んでしまえばいいので、非常に楽。
2つ目は、今回の旅がまさに証明してくれたように、予定通りに行かなくても雨風が凌げる所さえあればどこでも宿に出来るという自由さ。
宿泊スタイルというのはどうしてもそこまでいかなければならない。そういう意味で制限がある。お金がある人なら、その日に宿をとればいいかもしれないけど、学生にそれは難しい。頑張って事前に安宿探してそこに向かうというのが多いと思う。
そう考えると、どこでも宿に出来るというのは自由度がかなり上がる。この自由度というものを僕は結構重視していて、きちきちに詰めた予定をこなしていくような旅は嫌い。もちろんある程度の予定は立てるけど、その予定が崩れた時にどうしようかと考えることも含めて楽しんでいる節がある。そういう僕にはバイクパッキングはあっていると思うし、たぶん、続けるだろうな、とも思う。
意外と長くなってしまった。お話はここらへんで終わり。
さて、つぎはどこにバイクパッキングしていこうかしら。
おしまい。
朝起きて最初の感想はこれだ。というよりも寒くて起きてしまったという方が正確かも。こういう時のために昨日使わずに残しておいたカイロを開けシュラフの中に突っ込み、少し温まってきたシュラフの中で、スマホの天気予報を見てみると、今の時間帯は5℃らしい。
ちなみに今使っているシュラフはモンベル ダウンハガー800 #5 ハーフレングスである。簡単にいうと、夏用シュラフの厚さで足元から胸くらいまでしかダウンが入っていない、軽量コンパクトに振ったもの。
そう5℃で使うシュラフではない。一応シュラフカバーも使っているのでそれ単体というわけではないんだけど、それでも明らかにこの気温に対してはダウンスペック。
おはようございます— Tomy (@Tomy_viajar) October 27, 2019
こちらは5℃です。寒いです。現場からは以上です。 pic.twitter.com/0XUmlwBT7a
時間を見てみると午前6時。思っていたよりも時間が経っていた。昨日寝たのが8時前だったのでなんだかんだ言って10時間以上寝ていたことになる。まあ昨日は寝不足だったし、休日はいつもこのくらい寝ている。寝る子は育つ。
昨日の話はこちらから。
いま、僕がいるのは群馬県は高山村にある道の駅。もうすでに明るくなってきているので迷惑にならないようにさっさと撤収。昨日見つけておいたコンビニに温かいご飯を食べるために向かう。
朝ごはんはおにデリで温まる。
分かっていたけど朝は冷えるねえ。朝ごはんを食べながら、今日はどうしようかと思案。というのもプランが2つあって、一つ目は当初の目的通り日光に行くか、それとも疲れを考慮して赤城山に登っておしまいという少し短めのルートにするかというもの。
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我ながら雑な解説 |
どうしようか考えたけど、昨日しっかりと睡眠時間を撮っておいたお陰で、昨日の体の重さだるさは全くなくなっていた。ということで予定通り金精峠を通り日光に向かうことに決定。
国道145号から金精峠のある国道120号を通るだけの簡単なお仕事。ただ、交通量が多いし、そこまで路肩も広くはないのでそこらへんは気を付けながら走る。(一回トラックの幅寄せがきつくてこけそうになった)
沼田を抜け少し走るとだいぶ交通量が減ってきた。(まだまだ多いけど)
そして、結構登りが続いている割には寒いな、と思っていると道路脇にある温度計には7度との表示が。そりゃ寒いわけだ。
そうそう、そうなんだよ、こういうのが見たかったんだよ。こういう中をヒルクライムしたかったんだよ。
心の中でにんまりしながらシャッターを切っていく。ただ、交通量は減ったといっても国道。いつでもどこでも自転車を止めて撮影というわけにはいかないというのがね、ちょっと。
ヒルクライム的観点からだと、斜度としては10%を超えてくるようなことはほとんどなく、しんどいという感じはほとんどしない。むしろ距離が長いから、斜度が緩いからといって飛ばしてしまうと後半バテてくるだろうな、という感じ。休憩がてら写真撮影をしてゆるゆると進んでいくのが僕にとってのベスト。
そろそろお腹が減ってきたなあと思っていると「高原の駅 丸沼」の文字が見えて来た。どうやらそこでご飯が食べられるらしい。ベストタイミングと思い、そのまま「高原の駅 丸沼」へ。
注文したのは天ぷらうどん大盛り!
お腹が減っていたからね。ペロリと完食。
調べてみると、登り切りまで大体半分のところにいるらしい。あと10㎞ほど登ればおしまい。長いだけなのでペースを崩さずいけば問題ないだろう。お腹もいっぱいになったし。さ、リスタート!
「高原の駅 丸沼」を出たときはちょうど紅葉真っ盛り!という感じだったのだけど、どんどん標高が上がっていくにつれて、落葉している木が増えていき途中からは冬景色のようになってきた。
こういう風景の移り変わりというか、季節の移り変わりを短時間で味わえるところにこの季節のヒルクライムの楽しみはあるよなあ、と思う今日この頃であります。
そして、なんだかおんなじ構図ばっかりになってしまっているなと写真を見返しながら反省。少しずつ工夫していこうかしら。交通量があってそういう制約があったことは確かななんだけど。
そしてついに登り切り!
このトンネルを抜ければ栃木県。
そしてついに、、、、、、
着いたぞ栃木県!!!
ここまでこればもう後は下るだけ。
夢中になって写真を撮っていると、反対側からロード乗りの方が登ってきた。「この景色めちゃくちゃいいですよね!」と僕が声をかけると、「いや~最高ですね。今日来てよかったな~!」といっていた。明らかに社会人と思しき年齢だったけどいい時間の使い方をしていらっしゃる(←今日は月曜日)
ここからはさっきと反対で、冬から秋へと季節に逆行していく。
どんどん紅葉している木が多くて嬉しくなっていたんだけど、それと比例するように車の往来が激しくなってきた。残念ながら立ち止まって写真を撮れそうな空気は1mmもしない。(現に撮った写真はこの1枚のみ)
とくに戦場ヶ原を過ぎたあたりからは急激に車が増えた。こうなってしまうと、どれだけ綺麗な景色でも楽しめない。
反対車線には、今から登ると思われるローディの方々がたくさんいたけれど、僕は正直ここをヒルクライムしたくないなあ、と思ってしまった。
そのまま中禅寺湖まで下りひと休憩。はあ、疲れた。クラクションとかそこらで鳴ってるし。紅葉シーズンの日光コワスギ。。。
さて、ここから中禅寺湖スカイラインを登ってもいいかな、とも考えていたのだけれど、人の多さに辟易としてしまったのと、雲が広がってきたのでやめて帰ることに。
雲が広がってきてしまった |
ということで、そのまま紅葉シーズンのいろは坂へ。
やっぱり車が多い。だけど、一方通行なのに2車線分あるというところに救われて、さっきの下りよりは全然まし。ほとんど車と同じスピードで下る。(といっても混雑していたしテクニカルな下りなのでスピード的にはゆっくり)
いろは坂を抜けサクッと日光駅近くまで下る。まあ、ここまで来ても、というかここまで来たから、人が多い。「みなさーん今日は平日ですよー」と心の中で大声で叫んでも仕方がないので、人混みが苦手な僕は観光も一切せず帰路につくことに。
みなさん、いったいいつ働いているんでしょうか、、、?
東武日光駅から輪行で帰宅。
この車両が絶妙にレトロで大好きな雰囲気だった。絶対、電車旅も楽しいよな。
こんな感じで今回の旅は終了。
めちゃくちゃいい景色も見られたけど、たぶん、もう紅葉シーズンの金精峠に自転車で行くことはないかなあ、という感じ。少なくとも日光はないなあ。車通りが多すぎて楽しむこともままならない。僕の性格上、行くならもっと人が少ない方がいい。来年はどこにしようかな。
最後にバイクパッキングの感想を少し。
メリットはいろいろな媒体で語られているので、それらを全部書くつもりはないけど、僕が感じたメリットの2つについて書こうと思う。
その2つは、
・輪行が楽。
・自由度が上がる。
1つ目は、キャリア+パニアスタイルに対してということ。キャリアもパニアも輪行するのは正直大変。しかも今回のように1泊2日でキャリアを持ってくかと言われると、大変さに釣り合わないな、と思ってしまう。
それに比べれば、バイクパッキングというのは輪行袋の中にサドルバッグとか詰め込んでしまえばいいので、非常に楽。
2つ目は、今回の旅がまさに証明してくれたように、予定通りに行かなくても雨風が凌げる所さえあればどこでも宿に出来るという自由さ。
宿泊スタイルというのはどうしてもそこまでいかなければならない。そういう意味で制限がある。お金がある人なら、その日に宿をとればいいかもしれないけど、学生にそれは難しい。頑張って事前に安宿探してそこに向かうというのが多いと思う。
そう考えると、どこでも宿に出来るというのは自由度がかなり上がる。この自由度というものを僕は結構重視していて、きちきちに詰めた予定をこなしていくような旅は嫌い。もちろんある程度の予定は立てるけど、その予定が崩れた時にどうしようかと考えることも含めて楽しんでいる節がある。そういう僕にはバイクパッキングはあっていると思うし、たぶん、続けるだろうな、とも思う。
意外と長くなってしまった。お話はここらへんで終わり。
さて、つぎはどこにバイクパッキングしていこうかしら。
おしまい。
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