サイドバッグを2つ背負う方法

季節は春。正確に言うと春休み。
そう、大学生のながーい春休みに突入して早数週間。

そろそろ春合宿が始まるころと思います。さて、この季節になると頭を悩ませる問題。それは、

サイドバックどうやって持っていくか問題!!

これほど切実かつ解決されていない問題がいまだかつてあったでしょうか?(大袈裟)
バイクパッキング勢には理解されないかもしれませんが、大学サイクリングといえば、サイドバッグスタイルが王道。多分これはツーリング系大学生サイクリストが一度は考える問題。



夢と希望のつまった、どこまでも行ける切符、青春18きっぷを握りしめていざ目的地へ出発!
ほかの乗客に迷惑をかけないために、重たい自転車とバッグを引きずり先頭車両へ。
何とかたどり着いたはいいものの、小一時間電車にゆられたら、乗換駅に到着。
駅のホームに降り立つと、遠くにかすむ、隣のホームへの階段とずっしりと肩に食い込む自転車、そして両手には花ではなくて、サイドバッグ。

もはや大学サイクリング部の恒例行事といっていいほどのものだと思います。(大袈裟)

ということで、僕がいつもしているサイドバッグをリュックにする方法をここに記しておきたいと思います。

使うのはこれ。



リンプロジェクトの背負子。



「え、これ一つしか背負えないやつでしょ」と思ったそこのあなた!僕にもそう思っていた時代がありました。今回はこれを改造して2つ背負えるようにします。(というか1つしか背負えないってあんまり意味なくない?)

完成形はこんな感じ。



部屋が汚いのは見逃してください。

それでは改造の仕方。
まずは、上側のサイドバックを横から抑える紐から。
肩紐のところに布をつけ、ループを作ります。



そこにこんな感じで止められるやつを付けた紐を通します。



まあ、これは止めればいいのでこれじゃなくてもいいと思います。バックルとかラダーアジャスターとかでも行けるかと。

その次に、上下方向に回す紐。
これはこの背面の一番上にある取っ手に、バックル付きの紐をつけます。




これも他のものでも(ry
これで改造は終了。

それでは今からサイドバッグを2つ背負います。

まずは普通に一つ目のサイドバッグを固定します。上側は安定感が無いので重たいほうをしたのしたほうが〇



次に上にもう一つのサイドバッグを載せます。



完成!!
簡単でしょ?

ということでもう一度完成図。


上手にやってやれば体を振っても荷崩れしたりはしません。

両手が空くというのは、めちゃめちゃ楽。サイドバッグ輪行するときは必ずこれを僕は使っています。

ただ、弱点があるのも否めないところ。
まず第一に、余計なものを持っていかなければならないということ。そして意外とかさばる。


丸めても写真の通りの大きさ。ただ、4次元ポケット並みに収納力のあるサイドバッグなので、多少の追加は個人的には気にならないかな。この辺りは人によるかも。

次の問題が、荷崩れしやすいということ。
上手くやれば、普通のリュック並みの安定感があるんだけど、焦ってやったりすると目も当てられない惨状に遭遇すること間違いなし。実際、何度も乗り換え中に荷崩れを経験しました。

これは慣れと経験と、運。最後は運。
「完璧にできた!」と思っていざ背負った瞬間に荷崩れということも何度かありました。ただ、慣れと経験でだいぶカバーはできるのと、両手が空く便利さに相当するほどのデメリットでもないと僕は思います。

最後の問題が、輪行準備に時間がかかる、ということ。
まあ、そりゃそうですよね。そもそも、手で持つのならこんな作業発生しないし。しかも上手くやらなければ荷崩れするし。

ただ、そんなに時間にシビアになるような場面っていまだかつて出会ってないし、最悪、両手で持って電車に乗り、そのあとの乗り換えの時間とかでパッキングすればいいかなって思ってます。

と、弱点を上げてきたけれど、今のところ、すべて背負えて両手が自由に使えるというメリットを打ち消すほどのデメリットではないな、というのが僕の印象。

改造とか面倒とか思うかもだけど、この便利さの前ではすべてが無力になると思う。

というか、なんで既製品で2つ背負えるものが発売されていないのだろう、というのがシンプルに疑問。割と需要あるんじゃないのかな、なんて勝手に思ってます。知らんけど。

そこんとこどうなんですかねリンプロジェクトさん。

という感じで今回の記事はおしまい。
サイドバッグ輪行される方の一助になれば幸いです。
あと、皆さんがどうしているかというのも気になったりします。なにか工夫している方がいたら教えてください。

おしまい。

追記:今回の説明、携帯で写真撮ったんだけど、やっぱり汚いな。横着せずにカメラで撮ればよかったけど、面倒だったので今回はお許しあれ。

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