オリンパスのカメラ事業の撤退報道、すごく残念です。
今年のはじめにオリンパスユーザーとなった自分としては「えええ!!!」というのと、これからオリンパス沼にずぶずぶになるだろうな、と思っていたので「これからどうしよう」というのの半々といった感じです。
と、暗い話題からスタートでなんだかなというわけですが、今回はオリンパスのミラーレスカメラのお話。
最初に断っておきますが、報道が出たからこの記事を書いたわけでは無く、もともと下書きを書いていたものに加筆修正したものです。(本当はオリンパスはよかった!オススメできる!ってな記事を書きたかったのですが、、、。)
さて、気を取り直してここから本題。
今回僕が買ったのはOlympus OM-D E-M5 MarkⅡというミラーレスカメラです。僕にとって初めてのミラーレスカメラであり、レンズ交換式カメラでもあります。
実は、ミラーレスカメラの導入自体は一年くらい前から「買おうかなーどうしよっかなー」と悩んでいたのでした。
もともと持っていたカメラが「Nikon keymisson 70」というウェアラブルカメラ的なやつで、ちゃんとしたカメラというものがどういうものなのか全く分からなかったので、母からとりあえず「Canon PowerShot sx60 hs」というコンデジを借りて使っていくうちに何が必要な機能か見極めてから考えよう、と決めたのがちょうど去年の4月くらいのこと。
母から借りたキヤノンのコンデジ |
このカメラを使った記事はここいら。
「こんなの感じのが欲しいなー」っていうのが少しずつ分かりかけてきたタイミングで、Keymissionが壊れてしまったので、RICOHのGRを導入。その話はこちらから。
GRの導入に伴って資金的な問題で、一旦ミラーレスカメラ導入は見送りに。まあそんなこんなで1年くらい悩みに悩んで決めたのがOlympus OM-D E-M5 MarkⅡだったわけであります。
なんでそんなに悩んだのかっていうと、正直どれがいいのか分からなかったのです。
センサーサイズが大きい方が良いとか、マイクロフォーサーズで十分とか、レンズはこれがいいとか、どこそこの色がいいとか、いろいろネットの転がっているレビューを見たし、ヨドバシに行って話を聞いたりもしました。が、やっぱりよく分からんのです。経験が無いとなかなか分からない部分も大きいと言ったところでしょうか。
で、そんな中でオリンパスが選ばれた理由はまず、見た目。
はいかっこいい!
クラシカルな見た目が大好きなのです。
この金属感あふれる質感と「いかにもカメラです」って面構えが、ズシッとした重量と相まって所有欲めちゃめちゃ掻き立てられるやつ!!
確かにカメラの性能とは関係が無いところかもしれませんが、道具として使うときに「うへへ」とか「ぐへへ」とかニヤけることができるかっていうのは僕にとっては大事なのです。
なんでか白黒写真しかなかった。
軍艦部も金属感あふれる質感でめちゃめちゃかっこいい、、、!!
ただ、その見た目に反して操作系統はすこし慣れが必要でした。
GRの方が直感的。オリンパスは直感的ではないけど、一つ一つ操作している感があってこれはこれでいい感じです。GRとは目指しているベクトルが違うような感じです。
で、なかなか性能的には決め手に欠けるところがあるというのは前述したとおりですが、レンズキットで14‐150㎜が付いてくるっていうのが大きな決め手でした。キヤノンで撮った写真を見てみると、そのくらいズームして撮っているものが結構あったので。
キヤノンの望遠側シリーズ |
やっぱり自転車旅をしていると、目まぐるしく景色は変わるし、撮りたいものもいっぱい出てきます。と、なるとそれなりに守備範囲が広いやつが必要だし、欲しかったのです。実際、単焦点コンデジのGRを使ってて「ああああ!もうちょっとッ!!」って思ってたこといっぱいあったし。(それはそれで楽しいけど)
余談ですが、最後の最後まで候補に残っていた富士フイルムのX‐T20はレンズキットが所謂標準ズームで「もっとズームしたい!」ってなりそうなのでやめました。
ちなみに一眼レフにしなかったのはEVF(電子ビューファインダー)がよかったからです。露出やらホワイトバランスとかそのままファインダーで見られる便利さが手放せなかったのです。あと将来的にミラーレスが主流になるって聞いたからです。(とか言いながらオリンパスぅ、、、。)
もちろん、値段も手ごろだったってのはあります。
2019年の暮れに後継機のMarkⅢが出たので、MarkⅡの値段がぐっと下がってレンズキットで8万ちょっとで買えました。お金の無い学生にとってここは結構大事です。どうせアウトドアで使うんだから気にせずガシガシ使える値段ってのは大きなメリットです。
気にせずガシガシといえば、オリンパスの防塵防滴。
オリンパス機、信頼してます pic.twitter.com/7xAHgtdx6a— Tomy (@Tomy_viajar) March 7, 2020
土砂降りの中で撮影、といったシチュエーションにはまだ遭遇していませんが、まあ安心感はぴかいち。もちろん過信はダメだとは思いますが、雨の日でもそこまで神経質にならなくていいというのは旅をする上で重要なことだと思っています。
以上が、買う前に考えたこと。
で、買った後に一番「すげえ!!」ってなったのが手振れ補正。
もうね、気持ち悪いくらい。ぬるぬるに補正してくれます。全然ぶれない。
夜景とか余裕で手持ちで撮れます。
脇締めるとかしていた今までは何だったのだろう、という感じです。
「5段5軸の手振れ補正」って高らかに謳っていたので「どんなもんかな」と思っていたのですが想像の5段上でした。(つまらんギャグをここで挟んでみたり)
そしてカメラとして一番重要な、撮れた写真がいいというのはもう間違いなく。
「オリンパスといえばオリンパスブルー」って言われるくらい青が綺麗とか、撮れた写真を見ていいなって思う点はいろいろあるのですが、言葉ではなかなか伝わらないので、それは作例を見ていただければ。
というわけで以下、作例。
最近ありがたいことに、写真を褒めていただけることが何度かありましたが、ひとえにカメラの性能が良いことに尽きます。ほんとにいいものに巡り合えたと思っています。
そして、やっぱり大好きです、オリンパス。
オリンパスがこの先どうなるかは分かりませんが、とりあえず自分がオリンパスのカメラを持っていてそれが大好き、それだけで十分だと思います。これからもガシガシ使うぞー!!!!
おしまい。
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