さて、今日はどこへ行こう。
というのも、ここまでいいペースで走りすぎて、このまま予定通り三国峠を越えていってしまうと、日数が余ってしまう。もう既に帰りのフェリーを予約してしまっていた。
あのですね、毎日130から140kmで進んでたら進みすぎたので、日にち的にあまりが出そうなんですが、なんか良いとこ知ってる方、教えて頂けませんか。ちなみに今上士幌です。
— Tomy (@Tomy_viajar) August 17, 2020
こんなことをツイッターで聞いたりしてみたのですが、結局、この後の日程とか考えた結果、道の駅で見つけた、地図をみながら上士幌界隈を探索することに。
ちなみに今日は道の駅で見つけたこの地図見ながら士幌周辺を走ることにしました pic.twitter.com/iUiWCwPVNR
— Tomy (@Tomy_viajar) August 17, 2020
前日の話はこちらから。
最初はナイタイ高原なる場所へ。
北海道に行く前から気にはなって場所。
もちろんこの旅で行く予定なんてなかった。
ちなみに、ナイタイ高原牧場への入り口にはゲートがあって、開門は午前7時からなので、行く人は少し注意。(ゲート前まで行って初めて知った)
「高原」というだけあって、上士幌市街地から登り。
いざ、あの山々まで。
この辺りまでくると、かなりの「高原感」。
右も左も開けていて気持ちいい。
ああああああ~~~~~~こういう道好き~~~~!!
さて、こんな気持ちのいい登りをしていると、ナイタイ高原牧場に到着。
ナイタイテラスがある場所からはこんな感じ。
いやはや、最高。
「高原!!」って感じ。
あ、そうそう。
もし、ナイタイテラスまで来たら、男性なら必ずトイレに行った方がいい。
びっくりするから。実際びっくりしたから。
写真撮影不可なので(トイレ内だし当然)、是非自分の目で見てみることをオススメしておきます。
さて、そんな開放的なトイレ(ネタバレ)のあるナイタイテラスで気になったのが、小学生が書いたポスターのこれ。(↓)
“時間は上士幌から最短自転車で20分車で15分です。なので行ってみてください”
そういえば、僕も今日は上士幌から来た。
あれ、僕何分かかったけな…?
!!!!!!! |
うん。
まあ、確かに写真撮りながらゆっくり登ってはいた。
いたけど、どんなに頑張っても20分はさすがに無理じゃねえか。
これを書いた子は将来ツールとか走っててほしいですね()
さて、小学生にも脚力で負けて傷心気味になりながらナイタイ高原を後にして、次の目的地へ。
Windows感ってやつだ!!!
トウモロコシだろうか。
ジェットコースター的な道。
なお、微妙に上っているので、ジェットコースターみたいに動力が無くても進めるわけではない。残念。
さて、ナイタイ高原の次に向かったのは士幌高原。
また高原かよ、という感じですが、景色がいいらしいので。
というわけで、士幌高原です。
高原というだけあって、こちらも割と登り。
ここが登り切り。
士幌高原ヌプカの里を過ぎてもう少し行ったところが登り切りなので少し注意。
少し雲が増えてきてしまった。
山側を見るとこんな感じ。
大雪山国立公園とかある方。
ほぼ同じタイミングで登ってきた、ピナレロ乗りの方と少し談笑。
定年後からロードバイクを始めたそう。
北海道の景色のいいところや、あれやこれやと教えてもらえた。
ちなみに、この士幌高原の道が中途半端に終わっているのは、もともとは然別湖方面までつなぐ予定だったけど、準絶滅危惧種のエゾナキウサギの住処であることが、わかったからなんだとか。
それにしてもこの高原感はたまらなくいい。
ちょうどお昼時だったので、士幌高原ヌプカの里の昼食。
色的にハヤシライスに見えるけど、カレーライス。
このカレーライスで面白かったのが、「いももち」が入ってたこと。
いももちとは
“「いももち」は、北海道を代表する農産物のじゃがいもを使い、家庭で手軽につくれる郷土料理として浸透している。地域によっては、「いもだんご」とも呼ばれている。北海道以外にも岐阜県、高知県、和歌山県などにも「いももち」が存在するが、地域によって使用する芋の種類やつくり方は異なる。(農林水産省より)”
いももち自体、初めて食べたのだけど、もちもちしててとてもおいしい。最初、なんだかわからなくて、「えっ!?餅が入ってる!?」なんて思ってびっくりしたけど、餅みたいに伸びることはあんまりなくって、餅よりもモチモチしてる感じ。
お店の人に聞いてみたら、ジャガイモよりも早く火が入るらしく、調理する側としても使い勝手がいいんだとか。自分もちょっと気になる。使ってなんか料理してみたいかも。
ご馳走様でした。
さて、そろそろ本日の宿へ。
場所は糠平。
士幌高原から糠平へ向かうとかなり大回りしなきゃならない。
ざっくり図示。
青線が最短距離なのだけど、道が無いので、赤線みたいに大回りしないと糠平方面へはいけない。しかも、せっかく登ったのに、一旦下ってから、また登って山々を越えていかなきゃなんない。しかたない、ナキウサギの住む山だ。頑張りますかー。
というわけで街に下ってから、しっかり登って扇ヶ原展望台。
そんなに眺望が良くなかったので写真はなし。
あと、アブも結構いてゆっくりしたくなかったってもあって。
ただ、この辺りの地形の出来方とか、そういうの書いてある看板は見てしまう。
習性みたいなもん。
ブラタモリとか好きなんだよな。
右手側が然別湖。
横目に見ながら北へ北へ。
なんか、車通りも少ないし、熊とか出てきそうだな、なんて、少しビビりながら。
淡々と、でも熊に遭わないように時々奇声をあげながら登っていると、ようやく登りきり。幌鹿峠。
そこからの景色は…
うん、地味峠!
パールスカイラインなんて贅沢な名前がついているみたいですが、パールでもスカイラインでもないような。
こんなところでゆっくりする意味もないのでさっさと下ります。
下りの途中で一瞬見えた眺望良い場所。
あの建物は何だろう。奥の湖は多分糠平湖。
サクッと下って本日の宿、東大雪ぬかびらユースホステルへ。
ユースホステル(YH)に泊まるのは初めて。母が大学生の頃、YHに泊まり歩くサークルいたらしく、いつかどこのユースでもいいから泊まってみたいと思っていたところ。
ちなみにYHとは、、、
“プロイセンのリヒャルト・シルマンが創設した、青少年少女の旅に安全かつ安価な宿泊場所を提供しようという主旨で始まった運動と、それにより生まれた宿泊施設。また、約80の国と地域にあるそれらの宿泊施設による宿泊施設ネットワーク(Wikiより)”
部屋はこんな感じ。
普通の民宿とあまり違いはなく、自分で布団を敷かなければいけないくらい。
チェックインした後は、糠平付近の地図をもらって近くを少し散策。
まずはひがし大雪自然館に向かった。
今日一番テンションが上がったのはこれです pic.twitter.com/XusLTCXC5n
— Tomy (@Tomy_viajar) August 18, 2020
実際めちゃくちゃテンション上がりました。(気持ち悪いと思った方いたらすみません)
小さい頃から虫が好きで、特にクワガタがほんとに好きな少年だったのです。
オオクワガタ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタなどの日本のクワガタはもちろん、ゲームそっちのけで買ってもらっていたのは、海外のクワガタばかり。マンディブラリスフタマタクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、ニジイロクワガタあたりの有名な奴ら以外にも、ウォレスノコギリクワガタ、メタリフェルホソアカクワガタ、ルデキングツヤクワガタetc.
伝わった人とは楽しいお話ができそう。
これも飼ってたー!シェンクリング!
そうそう、僕が前回北海道に来た時、一番うれしかったのがこのアカアシクワガタのオスを捕まえられたこと。しかもこの真ん中の個体より大きかったはず。
少年の心を取り戻し、めちゃくちゃテンションの上がったひがし大雪自然館を後にして、旧士幌線の廃線跡へ。
ぐるっと全部回るのは時間的に厳しかったので、少し端折りながら。
僕は、別に廃線マニアとかではないので、さっきまでのテンションの上がり方とは違うけれど、それでも在りし日に思いを馳せるというのはいいな、なんて思った。役目を終えたものを見るということは、役目があった頃のことを想像するのと同義なわけで、役目があった方がものとしては良いのかもしれないけど、無くなったから見える役目がある。
さて、日も少し傾いてきたので宿へ戻ります。
僕は基本的に毎日入浴したい派なのですが、2日ぶりに入浴して「う、ん、ん、あ、あ~〜〜〜!」ってなるの割と好きです
— Tomy (@Tomy_viajar) August 18, 2020
昨日は風呂に入れなかったので。
糠平の温泉、最高でした。
後はもう晩御飯を食べるだけ。
見ての通りの豪華さはもちろんなのだけど、どれもこれも丁寧な味がしました。
ごちそうさまでした。
もうあとは寝るだけ、なのですが、ふらふらと共用スペースに行くと本棚に漫画が。見つけてしまったが最後。『かぐや様は告らせたい』を読みながら、この日の夜も更けていきましたとさ。
つづく。
実際走ったルート
走行距離:112㎞ 獲得標高:1881m |
訪問日:2020.8.18
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