イナさんと泊り込みのライドに行ってきた。
イナさんとは7月にご一緒させて頂いて以来。
今回は僕のお願いでイナさんにルートを作って引いて頂いた。
理由は単純で、自分が引くルートに飽きを感じていたから。
サークルのときは企画局の人が作ったルートを走るけど、もうそういう機会はここ1年半以上ほとんどない。その上悲しいかな、これから先も多分無い。というわけで僕の「人の作ったルートを走りたい」という我儘なお願いすると、ありがたいことに快諾してくださり、いくつか引いて頂いた中で優先度の高かった、福島から新潟を走るルートが今回のルートとなった。
新幹線で福島駅へ。
実を言うと切符を家に忘れたせいで一時間遅れのスタートだった。
ご迷惑おかけしてすみませんでした。
天気はあいにくの曇天。
これから晴れるという天気予報を信じて登り始めた。
福島駅からひたすら県道70号線を走ると磐梯吾妻スカイラインに至る。
イナさん「晴れないですね」
僕「そうですね。でもこういう天気、割とよくあるんですよ。黒菱林道とか栂池自然園登ったときもこんな感じでしたね」
「そうなんですか?」
「そうなんですよ。そういえば乗鞍もこんな感じでしたね」
「…」
「あとは四国の中津明神山とかもこんなでした」
「…」
「それと霧降高原もこんなですね」
「…」
「そうそう、ニセコパノラマラインとかもですね」
「…」
「…あのーイナさんってそういうことないですか?」
「美ヶ原はこんなでしたね」
「ああ!僕も美ヶ原こんなでしたね!」
「それもうTomyさんのせいじゃないですかーwwwww」
「wwwwww」
笑ってごまかした疑惑が拭いきれない。
不動沢橋にて。
天気が良ければ福島市街地が見えるらしい。
天気が良ければ。
この辺りが一番「らしさ」を感じたかもしれない。
浄土平についたのが丁度12時。
「天気が良ければお鉢回りをしてもいいかもしれないですね」なんて話をしていたけど、まあ、この天気。そのままレストハウスで昼食とした。
最高地点の1622m
標高が上がればそこから先は雲を突き抜けて晴れる、とか、山の向こうは晴れていたとかあるかなと思ったけど、残念ながらそんなことは無く。最高地点に来ても曇天が広がっていたし、山の向こう側にも重い雲が立ち込めていた。
あっちは少し晴れているかも。
photo by イナさん
photo by イナさん
ダウンヒル。
10℃を下回る気温で、結構寒かった。
先に福島入りしていたイナさんから出発前に「結構寒いので温かめの装備の方がよさそうですよ」と教えていただいていたので何とかなった。山の上はやっぱり寒い。
山を巻いていく道。
晴れていたらどんなに気持ち良かっただろう。
photo by イナさん
photo by イナさん
結局、スカイラインでは最後まで展望が開けることは無かった。
スカイラインに別れを告げた後は国道115号を経由して、県道70号、通称磐梯吾妻レークラインへ。
2車線のしっかりした道の割に交通量はほぼ無く、快適なサイクリング。
レークラインの最高地点に到達する頃に、ようやく日差しが差してきた。
レークラインという名前に反して、湖畔を走る割には湖が見える場所は少なく、ちょうど登り切り付近で秋元湖を望むことができた。
少し気になったので調べてみると、この秋元湖、出来たのが1888年(明治21年)と意外と最近。磐梯吾妻山の噴火により長瀬川がせき止められ、この秋元湖となったらしい。ちなみに桧原湖と小野川湖も同様の理由で出来たとのこと。それまではここにも集落があったが、噴火の際に一村ごと埋没したらしく、そんな事実を知ると、穏やかなこの湖面に、別の表情が見える気がする。
photo by イナさん
photo by イナさん
自分をカッコよく取ってもらえるの、凄く嬉しいですね。
撮る人の影。
photo by イナさん
お手軽ローアングラー。
もともとの予定では桧原湖を一周する予定だったけど、時間的に厳しかったのでパスしてそのまま磐梯山の西麓を走る磐梯山ゴールドラインへ向かった。
ゴールドラインへと入った頃には、午前中は五里先まで霧の中なのではないか、という天気だったのがウソみたいに秋晴れが広がっていた。
こがね平駐車場から、磐梯山を望む。
かっこいい山だな。
日が暮れ始めたタイミングでゴールドラインの登り切りに到着。
ダウンヒル途中の磐梯山。
夕日に照らされて、紅葉が綺麗に映えていた。
さらに下った場所から再び磐梯山。
もう日が落ちてしまっていた。
夕日が差すタイミングで来られればよかったけど、残念。
その後は日が暮れてしまった会津の町を横目にこの日の宿までひた走った。
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