さて、大変久しぶりのカメラネタ。
見返してみたらまるっと2年以上書いていなかったみたい。
それだけ今手持ちの物に満足してたってのもあるけれど、次なるカメラを買うために知見と経験とお金を貯めていたというのもあって。
そんなこんながある程度溜まったので、この度、新しいカメラを購入しました。
購入したのは富士フイルムのX-T2。
Xマウントユーザーになりました
— 103 (@Tomy_viajar) June 26, 2022
今後ともよしなに pic.twitter.com/9LoeOI6Otf
購入して2か月ちょっと。
第一印象+αぐらいのことを、つらつらと書いていこうと思います。
まずざっくりこのカメラのことを説明すると、富士フイルムのセンターファインダースタイルのミラーレスはX-T一桁、二桁、三桁と並んでいくので、X-T2は一応上級機。とはいえ最新機種はX-T4が出ており、今回買ったT2は二世代前の機種。
発売年は2016年という古いカメラであり、今更も今更。
もう、いろんなところで語りつくされているし、そもそも自分なんかがレビューできることも無いので、「実際なんでこれを買ったか」と「買ってみてどうだったか」の2つに絞って話をしようかと。
詳細なスペックの話とか、高感度耐性がどうとか、等倍にしてどうとか、AFがどうとか、そういうちゃんとしたレビューというより、限りなく僕自身の感想とかに近くなりますが、以下そんな感じのあれこれを書いていきます。
■購入動機
色!
以上、解散!
…とまあ、書いてみましたが、ぶっちゃけこれ以外無いんですよね。
「やっぱり、富士フイルムの色が欲しくて」というベタ中のベタな理由なんですが、もうこれ一点突破だったと思います。
実際に「富士フイルムの色いいな」と一番最初に思ったのは、父が買ったX-T100を借りた時。
シンプルにこの色いいな、と。
こういう色で写真が撮りたいな、と。
細かいことを言うと、X-T100は入門機のため上級機とはセンサーが若干違異なっていて、「これは富士フイルムの色じゃない」みたいなことを言う人もいるのですが、反対に「廉価機でこれだけ映るのであれば、上級機を使ってみたい」と思わせるには十分な画でした。
もちろん、今までメインで使っていたオリンパスのOM-D E-M5MKIIの色が悪いとかそういう話ではありません。が、正直自分の撮りたい絵の方向性とはちょっと違うかもな、とだんだん思うようになっていたのも事実。
小学生低学年の頃はめちゃくちゃ仲が良かったのに、高学年になるにつれて趣味嗜好が変わってきてちょっと疎遠になるあんな感じの方向性の違いを抱きつつあったのです。
そういう思いもあり、次なるカメラは富士と決まっていた私。
とはいえ、富士フイルムの中でもいろいろ種類があります。
その中でなぜ、X-T2だったのか。
一つ目は、ダイヤルでISO・シャッタースピード・露出がダイヤル操作できること。
これは冬チャリに行ったことが結構大きかったように思います。
ダイヤルがあるのは分厚い手袋で操作するときには圧倒的なアドバンテージ。
地味にジョイスティック操作も便利。
分厚い手袋で十字ボタンを時々押し間違えながら操作するのは、端的に言って精神修行以外の何物でもないし、タッチパネルは論外。
今まで使っていたオリンパスのミラーレスもダイヤルに割り当てることはできますが、富士フイルムのダイヤルのように、一目見て今どの設定になっているかまでは、電源を入れない限り確認できません。
そういうのをぱっと見で分かるというのも、細かいところですが便利だなと思うわけです。
オリンパスのダイヤルは数値が刻まれていないので、
電源をONにしない限り、設定が分からない。
なによりこの軍艦部のカッコよさ。
(↑ここ重要)
キヤノンやニコンのような洗練された滑らかさのあるデザインではなく、角ばってゴツゴツしたメカメカしさはまさしく「軍艦」。
…すみません、大好きです。
二つ目は、防塵防滴だったこと。
まあ正直中古で買っているのでシーリングなんかの劣化も当然あるだろうし、そもそも水洗いできる(?)とまで言われるオリンパスに比べれば、というところもあるので、そこまで高く評価しているわけではないですが、無いよりはマシ。あと、耐低温もあるので寒いところでも多分大丈夫。
実をいうと、結構最後のほうまでX-S10という機種が候補に挙がっていたのですが、他社と同じでISO・SS・露出ダイヤルが無いこと、防塵防滴耐低温がないことを理由に見送りました。
三つ目は、持った感じが好きだったこと。
X-T二桁なんかはもう少し小さく軽いのですが、グリップが浅く、持った時に「なんかちょっと違うな」という感じがしたのです。個人的はこの「持った時の感じ」というのを結構大事にしていて、それは、ついつい手にしたくなる機材の方が結局いろんなところに持ち出すし、シャッター回数も増えるだろうし、そうなれば結果としていい写真も増えるだろう、と考えているからです。
そもそも、良い景色に出会ったとしても、カメラ持ってなかったらそのカメラではシャッター切れないわけですし。
カメラを忘れて家を出るときに限って大体「ああああカメラで撮りてー!!!」って景色に出会う pic.twitter.com/KBxyn9aZOH
— 103 (@Tomy_viajar) April 4, 2022
撮りたいと思ったときに手元にあるというのは、やっぱり大事だなあ、と思うわけです。
ちなみに他のX-T一桁機も検討したけれど、
・X-T4
最新機。手振れ補正ユニットが入った影響で100gぐらい重い。予算オーバー&実際持った感じも「重いなあ」と思ってしまったので候補外。
・X-T3
一世代前。X-T2と近い。というかほぼ同じぐらいまである。X-T2と比べて解像感・AF精度は上がっているみたいだけれど、僕自身はその2点はあまり重視してないので、X-T2との価格差をひっくり返してまで欲しくなるほどではなかった。
・X-T1
X-Tシリーズ初号機。さすがに古い。あと、もうそんなに中古市場で見かけないし、わざわざ選ぶメリットが薄い。
というわけでX-T2に相成りました。
■購入後
やっぱり色が良い!
以上、解散!
…というのが本音であり、それ以上もそれ以下も無いのですが、せっかくブログに書いているのでもう少し言語化にチャレンジしてみようと思います。
これは自分の印象ですが、色の再現性が良いというよりかは、どっちかっていうと上手に嘘をついてくれるように思います。「こういう感じのイメージで撮りたいな」と思ったふわっとしたイメージを具現化してくれる、というか。目の前をそっくりそのまま写すのではなく、自分の「見えた感じ」の画像が出てくる印象です。
色関連の話で外せないのはフィルムシミュレーション。
自分の場合、基本はクラシッククロームで撮ることが多くて、時によりスタンダードのProviaという感じです。
一枚目がProvia、二枚目がクラシッククローム。
この場面は緑の発色が良いProviaのほうが好み。
全体にクラシッククロームは緑がくすむ。
こちらも一枚目がProviaで、二枚目がクラシッククローム。
こっちはProviaだと若干彩度がうるさいので、
クラシッククロームの方が好き。
オリンパスでも色んなピクチャーモードがありますが、それ以上に使い勝手がいいし、どの場面でも、どのフィルムシミュレーションも使えるように感じます。場面に合う合わないはあるけれど、写真として破綻はしない、というか。
とはいえ、ASTIA、Velviaなんかの他のフィルムシミュレーションはまだまだ使い込めてないし、モノクロのAcrosなんかも全然触れられていないので、今後しっかり使い込んでいきたいなと思ってます。
それと、RAWで撮っておけば、富士フイルムの無料現像ソフト「FUJIFILM RAW X
STUDIO」
でも、ボディ内現像でもフィルムシミュレーションは後々いじれたりするので、帰って来てから色をイジイジするのも結構楽しかったりします(上に載せた写真はその機能を使って2枚出してます)。
あと、フィルムブラケットという機能で、一回のシャッターで任意の3つフィルムシミュレーションの出力が出来たりします。そういう機能面もまだまだ使いこなせてないので、カメラと仲良くなりたいところ。
■最後に&作例
まだ買ってそこまで長く経っているわけではないですが、今のところは大満足という印象のX-T2。
とはいえ、こんな記事を書いておいてなんですが、まだXマウントに対応したレンズを買っていなくて、20年くらい前のレンズをアダプター噛ませて使っているので、AFの速さは知らないし、このカメラの本当の力を引き出してない部分も多分にあります。今後はフジノンレンズの評価も高いので、色んなレンズを生やしてみたいところ。すでにレンズ沼にダイブする準備が出来ている気がするけれど、その辺はスルーしておきましょう。
まずは評価の高いXF35mm f1.4からかな…?
(「まずは」ってなんだ?)
あとはざっくり作例を。
合わせているレンズは、枚数的に一番多いがのAI Nikkor 50mm f/1.4S。
というかほとんどこれです。
上記したように少し古めのレンズなのであんまり参考にならないかもしれませんが、そもそも僕の写真を見て参考にしようとする人なんていないはずだから問題ないはず。
というわけで以下、作例です。
そんなわけで、メインはこっちのカメラに移って行く予定。
これからもいろんなところに引きずり回します。
おしまい!
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